特長
CMAS(Children Mnifest Anxiety Scale)は1956年、Castaneda.A.他が顕在性不安検査として定評のあるMAS(不安尺度)を児童向きに翻案したものです。
不安尺度の42項目にL尺度の11項目を加え53項目により構成し、児童866名(小学生641名、中学生225名)により日本標準化されています。
★ 状況要因に影響されない長期的な人格特性としての「特性不安」を診断します。
(5段階法による不安段階診断表があります)
★ 神経症や心身症の診断材料、心理療法や精神安定剤投与の指標として有効です。
また、実施も簡便ですので、個人にも集団にも短時間で実施ができます。
★ L尺度により反応の信頼性をチェックすることができます。
★ 信頼性
【折半法による信頼性】 0.72(小4) / 0.76(小6)
【再検査信頼性(1週間)】 0.85(小4) / 0.83(中2)
また、STAICの特性不安との相関は0.75と、共に高い数値を示しました。