特長
STAI(State-Trait Anxiety Inventiry)は、1970年、スピールバーガー,C.D.の原著で、水口公信(千葉大学医学部名誉教授)、下仲順子(文京女子大学教授)、中里克治(岩手県立大学教授)によって日本標準化(男性571名、女性663名)されました。『状態不安』と『特性不安』 を測定する検査です。
★ ストレスの心身への影響度の測定に最適で、『状態不安』(=たった今、この瞬間に自分にあて
はまるもの)と、「特性不安」(=普段のいつもの自分に当てはまるもの)を測定します。質問項
目は、各20項目の計40項目でアンカー・ポイント(1-4)の自己評価尺度です。
★ Form Xは世界40カ国語に翻訳され、過去15年間に心理学・精神医学・内科・心療内科・外科・
社会学など3000を超す文献があります。
★ 状態不安の妥当性は十分に検討されており、信頼性はクローンバックのα係数0.92と高い内
的整合性を示しています。また、特性不安の再検査信頼性は1時間で0.89、3ヶ月で0.71、特性
不安とMASの相関は0.75と、いずれも高い数値です。しかし、状態不安と特性不安の相関は
0.27と、重複は非常に少なくなっています。
★ 検査の回答用紙は、回答を記入すると内側の記入用紙に両面の得点が転記されますので、
採点を簡単に行えます。