特長
「分析」と「総合」の能力を測定する速度検査で、難聴・言語障害・ろう児用に5年年間の歳月をかけ日本標準化しました。
高齢者の知能測定にも適し、また、視空間失認・構成失行・脳損傷など、神経心理学の領域にも利用できる検査です。
★ テストの仕方は簡単で、特別の訓練や文字を用いるテストではありません。四原色の立方体
を並べるという理解しやすい作業式テストです。見よう見まねで完全に教示が理解されるので、
ろう児・難聴児・言語障害者・児童だけでなく、高齢者の認知症患者でも、、スムーズに検査に
取り掛かることができます。
★ 2問連続して失敗するとテストを打ち切るので、知能低下の著しい被験者や、難聴を伴うことの
多い老人ほど早く終了することになり、テスト実施の苦痛を与えず、負担の軽い知能検査と言
えます。
★ 採点は簡単で、短時間で行うことができます。
★ 高齢者の年代別の粗点の平均と、SD及びIQの平均とSDの資料がついています。
★ 多くの病院や施設において様々な認知機能の障害に関するリハビリテーションのプログラム
として応用され、効果を挙げています。
★ 軽度認知機能障害や臨床的認知症尺度(CDR)0.5レベルのスクリーニング検査として有用
である可能性が報告されています。
※2016年4月1日、使用手引に新たな資料を追加した改訂版使用手引(改訂新版)を出版。高齢者、認知症患者への適応についての詳しい資料を追加しました。