特長
5歳以降の子どもから大人まで適用することができ、「パートI+パートII」でも「パートI」単独でも使用可、クライアントが自分で記入しながら問題を整理することができる。クライアントの欲求・関心・願望・価値観・未解決の問題を把握して、クライアントの理解や問題解決に活用できるアセスメントツール。
実施方法
クライアントに「記入用紙」を渡し、「記入用紙」に記載されている教示に従って1ページごと順番に記入してもらう。「パートI」と「パートII」の両方を実施する方法のほか、「パートI」だけ実施することも可能である。また、「パートI」に加え、その個人を理解するのに役立つ課題を「パートII」から選んで実施することもある。
基本的には、「記入用紙」への記入中は検査者が同席する。持ち帰って記入してもらう場合は、次の点を丁寧に教示する。誰かに邪魔されない環境で、一人で記入する。アルバムや資料などを見返したりしない。できるだけその日のうちに書ききれるよう、時間を確保して取り組む(家族や他の人との話し合いなどを経て記入すると、他の人の情報や写真などの手がかりに影響を受けた内容となる可能性があり、適切な解釈が困難になる)。
年少児や高齢者の場合、そのほかさまざまな理由から自分で記入することが困難な場合には、検査者が口述筆記することも可能である。