特長
老年期のうつのスクリーニングに最適!
老年期うつの検査日本版は、Geriatric Depression Scale-15(GDS-15)の日本版です。GDS-15は、うつのスクリーニング検査として世界でもっともよく使用されている検査です。妥当性・信頼性とも非常に高く、国際研究や治験での使用に耐えうる決定版です。
★7つの特徴
① 認知症や軽度認知障害に対応し、認知症患者のうつを検出できる
② 認知症だけでなく身体疾患があっても使用可能
③ 短い文で構成された15の検査項目
④ YesあるいはNoで答える簡便な検査
⑤ 正確な日本語訳
⑥ 日本分家への適応
⑦ 高い信頼性、妥当性(日本版として新たに標準化)
★目次
はじめに
●1 老年期うつ検査-15-日本版(GDS-15-J)作成の経緯(杉下守弘,朝田 隆)
1,原版GDS-15の特徴
2,原版GDS-15の認知症への適用
3,従来の日本版GDS-15
4,従来の日本版GDS-15の問題点
●2 老年期うつ検査-15-日本版(GDS-15-J)の作成(杉下守弘,朝田 隆)
1, GDS-15-Jの翻訳
2, GDS-15-Jの文化的適応
3, 被験者が検査項目を理解しやすくするための改良
●3 老年期うつ検査-15-日本版(GDS-15-J)の妥当性と信頼性(杉下和行,杉下守弘,朝田 隆)
1, 妥当性および信頼性の研究における被験者
2, 被験者のGDS-15-J得点
3, 妥当性
4, 信頼性
5, 項目分析
6, GDS-15-Jの短縮化
●4 老年期うつ検査-15-日本版(GDS-15-J)の実施 ────(杉下守弘)
1, GDS-15-Jの実施方法
2, 採点
3, カットオフ値
●5 老年期うつ病 ─────────────────────(杉下和行)
1,老年期うつ病の特徴
2,うつ病の疫学
3,DSMの診断基準の変遷
4,一般成人のうつ病の疫学
5,老年期うつ病の疫学
6,検査
7,スクリーニングツール
8,診断基準
●6 認知症 ────────────────────────(朝田 隆)
1,概念
2,疫学
3,検査と診断
4,アルツハイマー病(AD)
5,レビー小体型認知症(DLB)
6,前頭側頭葉変性症(FTLD)
7,血管性認知症(VaD)
8,軽度認知障害(MCI)
9,治療
●7 うつ病と認知症の鑑別 ─────────────────(朝田 隆)
1,認知症とうつ病:鶏か卵か
2,軽度認知障害(MCI)とうつ
3,仮性認知症の概念
4,うつ症状を呈しやすい認知症性疾患
5,うつ病と認知症(AD, DLB)の接点
6,うつ病と認知症の鑑別
7,まとめ
網掛入検査用紙 巻末