特長
自然なコミュニケーション場面での発話能力を診断評価
身近なコミュニケーション場面での発話能力えお診断する検査です。発話内容を量的質的に分析することにより、言語コミュニケーション障害のタイプと重症度を評価できる検査です。
【話し言葉の特徴を引き出せる評価法】
文構成テストは、自然なコミュニケーション場面での発話能力を簡便に評価することを目的とした検査です。
自らの経験や知識をもとに相手との関係を重視しながら、話題と語を選び、文として表現していく能力「自発話産生能力」を引き出すことができる検査で、発話内容を量的質的に分析することにより、言語コミュニケーション障害のタイプと重症度を評価することができます。
【発話者の個性を引き出す文字カード】
発話を引き出す刺激として文字カードを使用します。語の意味的関連度を考慮して選ばれた2つの語を組み合わせて提示し、発話者には与えられた語を使って自由に文を作り、話してもらいます。文字カードを使用することにより、接続詞や副詞など絵で表すことのできない語も提示できます。また、文字カードは絵カードに比べて、発話者の個人的な体験の表出を促し、自発的で多様な文発話を引き出すことに役立ちます。
【自発話産生に不可欠な拡散的思考の育成】
拡散的な思考にターゲットを当てた「言語訓練用教材CD」を付録します。本検査を実施し症状を分析した後に、訓練課題を実施することで症状の改善を期待できます。200ページにわたる豊富な教材から、必要な教材を何枚でも自由に印刷できます。
【軽度障害・失語症・高次脳機能障害に幅広く対応】
失語症や高次脳機能障害による言語・コミュニケーション障害を持つ症例あるいは疑われる症例について実施することができます。特に、包括的言語検査では捉えにくい軽度障害の検出に有効です。文発話が単語レベルの重症度例は対象外です。