特長
乳幼児の感覚刺激への反応傾向を評価するInfant/Toddler Sensory Profileの日本版です。生後0カ月から使用することができます。
乳幼児の保護者が質問票に回答し、検査者がスコアを集計します。
質問票は、「聴覚」「視覚」「触覚」「前庭覚」「口腔感覚(7~36カ月のみ)」のセクションに分けられ、0~6カ月用は計36項目、7~36カ月用は計48項目で構成されています。
0~6カ月の子どもについては4つの象限(「低登録」「感覚探求」「感覚過敏」「感覚回避」)、7~36カ月の子どもについては4つの象限に加え、セクションごとにも評価することができます。
各象限、各セクションについて、月齢群別のカットスコアを用いて3段階あるいは5段階で評価します。
「低登録」「感覚探求」「感覚過敏」「感覚回避」それぞれの傾向について、どのような支援が有効かというガイドラインが示されています。
1つの質問票が0~6カ月用と7~36カ月用で構成されており、同じ子どもに対して継時的に反応傾向の変化をみるという使い方も可能です。
教育、医療、研究、福祉など、幅広い分野で、対象者の感覚処理傾向を考慮した支援を立案する際に有益な情報が提供されます。