「新型うつ」「プチうつ」などの非定型うつ病の評価に
2012年7月より、「GSD グローバルうつ病評価尺度」を発売いたします。本検査は、「新型うつ」や「プチうつ」と呼ばれる非定型うつ病の評価を目的として新しく開発されました。メランコリー型うつ病とは異なる症状を呈するこれらのうつ病は、近年、マスメディアでも取り上げられる機会が増えており、大きな社会問題となっています。既存のうつ病尺度では評価がむずかしい非定型うつ病の評価にご活用ください。
【GSDの特長】
うつ病であるかどうか(17項目)を判定し、しかもそのタイプが、従来のメランコリー型なのか、非定型なのかも併せて判定(13項目)できる。
総計30問であり、簡便に行うことができる。
重症度も測定できる。
クライアントに記入していただく、自己記入式の評価(Self-Rating Scale)はもちろんのこと、精神科医や臨床心理士などの専門家が診察、面接を行い評価する観察者記入式の評価(Observer Rating Scale)も設けられている。
自己記入式、観察者記入式の両者の比較検討を行うことで、クライアントが訴えるうつ状態の症状そのものの妥当性、信頼性を検討できる。
【既存のうつ病尺度では】
従来のメランコリー型うつ病しか評価できない。
自己記入式、観察者記入式の両者を同時に評価することができず、どちらか一方しか評価できない。そのため、両者を比較し、結果の妥当性や信頼性を検証することが難しい。
心療内科のクリニックの初診時に、自己記入式尺度を患者に回答してもらい、同時に担当医が診察を通じ、客観的に観察者評価尺度を使いうつ病の重症度を判定する。
一般内科やレディースクリニックにおいて、うつ病が疑われる患者さんの評価を行う必要性が生じた時に、自己記入式尺度と観察者評価尺度のいずれも施行しより正確な情報を得る。
精神科や心療内科のある総合病院やクリニックにおいて、初診時のスクリーニング用の心理検査として用いる。
非定型うつ病に関する臨床研究において、病状の重症度を測定し基礎資料を得る。
企業内の診療所等において、精神健康調査時のスクリーニングテストとして用いる。
著者 | 福西勇夫 |
対象年齢 | 15歳~ |
価格 | 検査法 1,760円 用紙(30部) 10,560円 |