▶ 前頭葉症状の概念ないしセットの転換障害の評価に最もよく使用される検査である。
▶ Milner B. が前頭葉機能検査と位置づけた原法を、Nelson H.E. が修正、さらに編著者らが変更を加えたもので、国内で広く使用されている。
▶ 慶應版ウィスコンシンカード分類検査(KWCST)は、カードを使用する正式版である。
▶ 反応カードは48枚で、検査施行時間は短縮され、ほとんどの脳損傷者にも施行が可能である。
▶ 教示の与え方は2段階で、前頭葉機能障害の評価に重要な情報を提供する。
▶ 言語による行為の制御障害(Impaired Verbal Regulation:IVR)の評価も行える。
▶ マニュアルには、検査法が具体的に詳しく記載されており、成人の年齢別正常データが掲載されている。
▶ カードは、大きさ13cm×13cm、刺激カード4枚、反応カード48枚の正式版で、裏面にカードの順番を確認するガイドがある。
▶ 評価用紙は、タイプAとタイプBの2種類ある。
出版社 | 三京房 |
原案 | Grant D.A.,Berg E.A. |
編著 | 鹿島晴雄 加藤元一郎 |
価格 | セット 22,000円 ※2021年5月24日よりパウチ加工したカードのバージョンが発売されます。これに伴い旧版は在庫限りとなります。 |