特長
レジリエンスとは身の回りでおきた不運・逆境・問題行動・危険などのさまざまな出来事に直面したとき、他者の力も借りながら自らそれらを跳ね返してもとの精神的健康状態に立ち直ろうとする力、またはそれを予防する力の事をいいます。この心理検査は、こういった生きる力の主要な要因(対人関係:ソーシャルサポート、自己達成可能感:セルフエフィカシーなど)、また協調性や問題解決能力などについての内心と行動の構造(バランス)を調べて、これを活用することによって人々がより健全な社会生活を送るために作成されたものです。まず本人の感じ方として、周囲の人からの支援や協力の度合い、自己の問題解決の程度、協調性の度合いなどを明らかにします。 次に、従来の質問紙では十分に検討されていなかった「行動(外顕的態度志向)と考え方(内潜的態度志向)」の両面を積極的に取り上げ、実際の行動・実践と自分の考えや意見がどのような傾向を示しているかを知ります。これら両面から、レジリエンスの水準を判定できる点が本検査の重要な特徴です。
S-H式レジリエンス検査のメリット
•検査が約10分と短時間で行えます。
•検査後の判定は自己でも行える簡単な採点方法を採用しています。
•判定はわずか数分間で、どなたでも簡単にできます。
•従来の質問紙では十分に検討されていない「外顕的態度志向と内潜的態度志向」の両面から判定できます。
•一度に多人数を検査できます。
•コストが安く経済的です。
•受検者に応じて、高校生から社会人まで幅広くご使用いただけます。
S-H式レジリエンス検査で何がわかる?
•本人が感じる、周囲の支援や協力の度合い。
•本人が感じる、自己の問題解決能力の度合い。
•本人が感じる、自己の協調性の度合い。
•本人の実際の行動と考え方の傾向。
•上記から総合的に判定できる、本人のレジリエンス水準。
S-H式レジリエンス検査の応用分野
この心理検査(質問紙法形式)は文型・理系を問わず、事業所、大学・短大・高校、さらに専門的職業人を養成する各種専門学校等において利用されるよう開発されました。
この検査を実施してレジリエンスの内容・レベルを知ることで、採用・配置転換・就職指導・進学指導などの際に有効適切に活用でき、また結果を当事者にフィードバックすることによりレジリエンスとウェルビーイングの水準を高めることができ、より一層の健康心理に係る効果を挙げることが期待できます。