0~6歳の乳幼児の言語コミュニケーション発達を基盤にして作られた検査法です。
語彙、文法、語操作、対人的なやりとり(コミュニケーション)などに関して精査し、LC年齢(言語コミュニケーション年齢)とLC指数(言語コミュニケーション指数)、下位領域である「言語表出」、「言語理解」、「コミュニケーション」のそれぞれにおけるLC年齢・LC指数を求めることができます。
また、言語コミュニケーション行動の発達上の長所や短所が分かり、障害や発達に遅れのある人の言語発達支援プログラムの立案に役立ちます。
●LC スケール[増補版]の出版から10年が経過することを機に、これまでの標準化データを全面的に見直すとともに、新たな参加児を加えて改めて標準化を行いました。また、以下の点についても改訂を行いました。
・発達水準が反映されにくい課題を除くとともに、言語理解課題とコミュニケーション課題を追加しました。
・生活年齢の上昇に最も沿うように、従来からの課題の通過基準を再調整し、通過率順に課題を配列しました。
・上記を踏まえた標準化により、LC 年齢とLC 指数を求めるための換算表が修正されています。
・マニュアル(解説)には正答例・誤答例を加筆し、言語表出による回答の正誤基準をより明確にしました。
・「LC-Rチェックリスト」を新たに掲載しました。
※LC: Language Comunication
※LCスケール 増補版は廃版になりLC-Rに改訂されました。
出版社 | 学苑社 |
著者 | 大判 潔、林安紀子、橋本創一、溝江 唯、熊谷 亮 |
価格 | 7,700円 解説と絵図版のセットです。 |
関連書籍 | 「言語・コミュニケーション発達の理解と支援プログラム」 LCスケールによる評価から支援へ 3,080円 A5判 言語・コミュニケーションの典型的な発達の道筋を解説し、ことばの遅れが目立つ子ども、知的発達に遅れがある子ども、運動に困難があるため発語が難しい子どもについて、評価から支援の目標の定め方までを具体的に説明しています。 |