世界的に評価の高い自閉症診断面接ツールです。
原版のADI-Rは、2003年にアメリカのWPS社で発売されました。1989年にLe CouteurらによりADIとして発表されて以来、15年以上の研究・開発の成果を踏まえた検査です。スペイン、ドイツ、イギリス、オーストラリア、韓国など、世界各国で使用されています。
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7つの特長
■自閉症診断ツールのスタンダードとして、世界的に高く評価されているADI-Rの日本語版です。
■精神年齢が2歳0カ月以上であれば、幼児から成人まで、幅広い対象者に利用できます。
■幼児から成人まで、幅広い年齢層に適用できるよう、項目ごとに評価の対象となる年齢期が設定されています。主な時期として、「現在」(過去3カ月間)、「今まで」(生まれてから現在までのいずれかの時点)、「4歳0カ月~5歳0カ月の間で最も異常な場合」の3つがあります。
■DSM-IVおよびICD-10において診断的意義があるとされる機能領域(「相互的対人関係の質的異常」「意思伝達の質的異常」「限定的・反復的・常同的行動様式」)に焦点を当てて構成されています。対象者の行動の系統的、かつ詳細な特徴を得ることができます。
■治療の進展や発達成熟度の上昇、生活状況の変化などを反映した症状の経過を把握することができるため、フォローアップ調査にも有用です。
■「面接プロトコル」は、対象者の背景情報、行動の全体像を捉える導入質問、初期発達・発達指標に関する情報、言語やその他のスキルの獲得時期と喪失の有無、ASDに関連する機能領域、およびその他の臨床的意義のある行動全般についての、全93項目から構成されています。
■「包括的アルゴリズム用紙」は、2通りの用途(「診断アルゴリズム」および「現在症アルゴリズム」)を備えた、包括的なスコアリングシートです。「診断アルゴリズム」では、対象者の発達歴全体に注目しながら、カットオフ値をもとに診断評価を行います。「現在症アルゴリズム」では、対象者の過去3カ月の行動を評価し、症状の経時的変化の把握や治療計画に役立てることができま
す。
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活用方法
主に、病院、保健所、児童相談所、発達障害支援センター、家庭教育センター、療育センター、少年鑑別所、家庭裁判所、各種相談機関での活用を想定しています。実施者は、医師、臨床心理士、臨床発達心理士、特別支援教育士、ソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等になります。
*ADI-Rによる"診断"が可能なのは専門性を持つ医師のみです。
■医療・看護・福祉
自閉症・自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断評価に
ASD児者の行動特徴を詳細に把握するために
治療計画の立案や評価のために
ASD症状の重症度のおおよその指標として
症状の経過観察・フォローアップ調査に
■教育
スクールカウンセラーによる教育相談面接に
■カウンセリング
臨床心理士によるクライエントの支援に
出版社 | 金子書房 |
原著 | Ann Le Couteur, M.B.B.S., Catherine Lord, Ph.D., Michael Rutter, M.D., F.R.S. |
監修 | ADI-R日本語版研究会 |
種類 | 自閉症診断面接ツール(半構造化面接) |
対象 | 精神年齢2歳0カ月以上 |
形式 | 面接プロトコル A4判・86ページ(評定項目数:93項目) 包括的アルゴリズム用紙 A4判・4ページ |
所要時間 | 回答・評定/採点 1時間半~2時間半 |
価格 | ADI-R日本語版 プロトコル・アルゴリズム 2,200円 1セット1名分面接的プロトコル1冊,包括的アルゴリズム用紙1部 ADI-R日本語版 マニュアル 8,250円 ※初めて検査を行う場合は「ADI-R日本語版 プロトコル・アルゴリズム」とあわせてご購入下さい。 |