特長
働く人々のストレスをチェックしその対処法を見つける。ワークシート式の「結果の見方・対処の仕方」により検査結果から自己診断がしやすくなりました。
OSIは、米国のカウンセリング心理学者Osipow,S.H.(オハイオ州立大学教授)とSpokane,A.R.(レーハイ大学教授)両博士によって開発された職業ストレス検査(Occupational Stress Inbentory:OSI)を原版としていますが、単なる翻訳版ではなく、岡山大学田中宏二教授と筑波大学渡辺三枝子教授が、日本人のさまざまな職業に就いている職業人への適応についての研究を重ね、日本版として新たに開発したものです。
キャリア・カウンセリングの立場から作成され、個人の精神的健康の維持・推進への援助を目的とし、職業ストレス源の認知→ストレス反応→ストレス源・ストレス反応への対処という、一連のストレス連鎖を包括的に測定する総合的なストレス検査です。また、職場集団・組織単位による風土評価にも使用でき、職場環境の改善に役立ちます。
個人で簡単に自己診断をすることができます。採点方法は回答用紙と複写式になっている採点用紙に集計し、結果の見方・対処の仕方(自己診断用紙)に採点結果を整理して行います。
●キャリアカウンセリングに
●教育・研修プログラムに
●問題の早期発見に
●治療に
●組織・職場風土の評価に
●企業内研修プログラムに
●定期的な健康診断に
検査の構成
職業生活で生じるストレスの原因、反応状態、および対処方法をチェックする下記3検査から構成されています。
A 職業役割検査(Occupational Roles Questionaire:ORQ)
仕事や職場において、個人が感じるストレス原因の頻度、強度、継続期間を測定します。(60問)
B ストレス反応検査(Personal Strain Questionaire:PSQ)
仕事や職場において、すとれす状況に対する個人の職業行動的、心理的、対人的、身体的なストレス反応の強度を測定します。(40問)
C ストレス対処検査(Personal Resources Questionaire:PRQ)
職業、仮定、個人生活において遭遇する問題に対して個人が利用することができsるさまざまな対処法、ストレスを軽くするための生活態度・健康習慣を測定します。(40問)
OSIをご利用の際の注意事項
①OSI使用者はその利用に際し、受検者の健康・福祉と利益を増進するための努力をし、検査結
果の悪用を防がなければなりません。
②OSIの利用に際し、採用・選抜・昇進あるいは業績評価等の目的のために使用することはでき
ません。
③OSIの実施は、受検者本人が検査の性質ならびに目的を理解し、本人の同意を得た上で実施
されなければなりません。
④受検者本人の同意がなければ会社(事業所)が個人の検査結果を入手する事はできません。
⑤受検者本人の同意がなければ、健康管理担当者あるいはカウンセラーは個人の検査結果を
入手する事はできません。
⑥組織の評価のために個人の資料を利用する場合は、個人の匿名性を保証し、そのプライバシ
ーを保証しなくてはなりません。