特長
育児ストレス測定ツールの決定版。ストレス状態にある親子関係の早期発見や、ストレス軽減のための早期介入等に役立ちます。育児相談、スクリーニング、診断、治療計画、研究用具に。
Abidin博士により米国で開発されたParenting Stress Index(PSI)は、親の育児ストレスを測定する最も有効なツールとして、世界25カ国語以上に翻訳され、研究・臨床のさまざまな場面で活用されています。専門家、関係者から永らく発刊を待たれていたこの日本版PSIは、原版を単に翻訳した日本語版ではなく、日本の親に使用できるものとして再開発されました。
PSIは親の育児ストレス、親子や家族の問題などをアセスメントし、援助の必要なケースを早期に発見したり、これらの問題への援助やプログラムの効果を知ることに役立ちますので、育児相談、スクリーニング、診断、治療計画、研究用具に有効です。
また、親自身にとっても、自らの育児を再認識し、ストレスを緩和するきっかけとすることができます。
簡便で短時間にアセスメントできる短縮版PSI-SFもあります。
【構成と内容】
・78の質問からなり、子どもの特徴と親の特徴の2つの側面から構成されています。
・子どもの側面は、38項目からなる7つの下位尺度で、親を喜ばせる反応が少ない、子どもの機嫌
の悪さ、子どもが期待どおりにいかないなどがあります。
・親の側面は40項目からなる8つの下位尺度で、親役割によって生じる規制、社会的孤立、夫との
関係などがあります。
・各項目について、「まったく違う」~「まったくそのとおり」の5段階で答える形式になっています。