特長
乳幼児を対象とした発達スクリーニング検査です。
● 簡便である
● 短時間に実施できる
● 検査技術が複雑でない
● 検査用具が少ない
● 検査に要する経済的負担が少ない
● 有効である
● 子ども・対象者に抵抗感がない
『USDT(上田式子どもの発達簡易検査)』は、乳幼児発達の個人差の幅を考慮しながら、早期の支援に結びつけることを目的に、また、都市や地方、山里、海辺など日本各地において広く使用されることも想定されて作成されています。
内容は、全項目で54項目という少ないのも特徴で、簡便な観察法や日常生活の行動などから、発達を評価できるものになっています。
《検査用具の内容》
積み木8個、図版A・B・C、ボタンかけセット、小さな鈴、赤い毛糸の束
(その他に鉛筆、白紙、干しぶどうが必要ですが、これらは検査者でご用意ください。)
《検査の位置づけと活用の仕方》 手引書より抜粋
① 発達簡易検査によって、臨床的に特定の子どもの発達に「遅れや歪み」を疑われるリスク(危険性)の高い場合には、詳細な診断検査によって確認する。
② 発達簡易検査を定期的な発達状態の把握と支援に活用する。子ども、特に乳幼児期の発達は急速であり、発達検査の結果も変化しやすい。定期的に本検査を使用して発達状態を評価し、その結果から必要に応じて診断的検査で確認し、早期の支援に結びつけることは、専門職者の責務である。このことは子どもとその家族にとっても役に立つところが大きい。また、これらの仕事の結果は、子どもを集団としてみた場合にも、保育園・幼稚園・諸施設などでの1次予防として健康維持・増進、2次予防としての発達の歪み・遅れ・疾病などの早期発見にも結び付く。
USDT:Ueda's Sinplified Developmental Test