特長
従来のエゴグラムは、行動化された自我状態を把握するものですが、プロジェクティブ・エゴグラムは、行動化以前の自我の機能(心の働き)を把握しようとするものです。
たとえば、日常生活では感情を抑えて過剰適応しているが、実際の心の中では感情的で自己中心的な傾向が強い場合や、攻撃的傾向がある場合など、従来のエゴグラムからのみでは本来の心の働きが把握できません。プロジェクティブ・エゴグラムを平行して行うことによって現実場面の行動とそれ以前の心の働きを知ることで、どの自我状態をどのように調整すればよいかが分かりやすくなります。