特長
高次運動機能の発達に視点をおいた一種の神経心理学的検査です。
運動パターンを幼児に模倣させる手続きにより、随意運動の発達特徴を診断できます。
言語障害児、発達障害児の神経心理学的診断に携わる専門家向きの検査ですが、健常児の発達についての理解を深める上でも役立ちます。
測定内容
手指、顔面・口腔、躯幹・上下肢の各領域について、意図的に身体部位を操作する運動機能の発達状態を調べます。課題ごとに健常児の90%が通過する基準年齢が示されていますので、課題の可否によって、健常発達からの逸脱傾向がつかめます。検査結果は領域別に記入でき、領域間差の検討が可能です。
実施方法
検査者がいくつかの運動パターンを提示し、幼児に模倣させます。幼児の反応を課題ごとに達成基準に照らし合わせ、達成されたか否かを判定します。解説用ビデオ(またはDVD)が用意され、提示方法ならびに判定方法が示されます。