特長
精神遅滞でもなければ、自閉症でもない、重度の情緒障害でもなく、聴覚や視覚の強度の障害もないのに、健常児のように学習できない子ども達が多数存在し、その子たちは学習上の問題で、あるいは日常生活で不適応を起こしています。
PRSはこれらの子ども達をスクリーニングし、その子ども達が怠けているのでもなく、躾が悪いわけでもないのに、学習がうまくできない、その原因を明らかにするために開発されました。
通常学級、特別支援学級、教育相談、治療施設、保健所、医療機関でもお使いいただけます。
・ 「言語性LD」、「非言語性LD」の発見が可能です。
・ 実施と結果の整理が簡単です。(約3分)
・ 「LD児診断補助記録欄」も付いています。
・ 通常学級でも健常児の日常指導に非常に役立つ資料が得られます。
* PRS : THE PUPIL RATING SCALE REVISED
【PRSの診断項目】
言語性LD
1. 聴覚的理解と記憶・・・ 単語の意味を理解する力、指示に従う能力、クラスでの話し合いを理解
する能力、情報を記憶する能力
2. 話ことば・・・ことばの数(語彙)、文法、ことばを思い出す能力、経験を話す能力、考えを表現
する能力
非言語性LD
3. オリエンテーション・・・時間の判断、土地感覚、関係の判断、位置感覚
4. 運動能力・・・一般的な運動、バランス、手先の器用さ
5. 社会的行動・・・協調性、注意力、手はずを整える能力、新しい状況に適応する能力、社会から
の受け入れ、責任感、課題を理解し処理する能力、心遣い
総合判定 ・・・LD児診断補助記録欄付