特長
「仲間はずれにされる子」「独りよがりの子」「周りの子の気持ちをキャッチできない子」などは『心の理論』の未発達の子が多いのです。
TOM心の理論課題検査は、「相手の立場に立って考える」「感情を理解する力」がどのくらい育っているか、幼児の「社会的認知発達」を見るために、初めて開発されたテストです。
心の理論とは?
人が社会生活をする場合、他人の考え、感情の理解、情報を推察する能力は大切な要素です。
このような能力を=Theory of Mind=(心の理論)と呼び、近年認知心理学の分野で重要視され、各方面で研究されています。
「仲間はずれにされる子」「独りよがりの子」「周りの人の言動をうまくキャッチできない子」などに、この点に遅れがある子が見られます。
最近、特に幼児・児童の「心の理論」の重要性が叫ばれ、保育・臨床・教育・相談・養護の場などで、この面を考慮に入れた反応が必要といわれています。
そのために開発されたのが、「TOM」 心の理論課題検査」です。
TOM検査でスクリーニングされる子
・ 広汎性発達障害、高機能自閉、アスペルガー障害など、対人認知の疑いのある子
・ LD、AD/HDの子
・ 虐待や希薄な人間関係などの環境に問題を持つ子
・ 見知りの強い子、分離不安などでパニックを起こす子
* 知的障害の子は言語理解・課題の判断が十分でないため、年齢相応より遅れて発達することがあります。
TOM検査の特色
★ 発達の様子が見られる記録用紙
* 幼い子どもは発達に大きな差があるので、半年後に再検査を行うのが望まれます。
* 再検査した場合、前回の結果と比較・検討できるように記録用紙は、3回連続して使える仕様です。
★ 検査結果は「4段階」と発達段階を示す「相当年齢」で判定します。
★ 正しく検査を実施するために、VTRや検査法もご用意しております。
★ バインダー式の製本ですので、持ち運びや挟み込みに便利です。
★ 用具はコンパクトに収納できます。