特長
事業所における従業員の採用、配置をはじめとする様々な雇用管理の場面に活用することを目的とした検査で、わが国で最も広く活用されている検査です。
本検査は、アメリカ合衆国路銅賞が1937年から10年の歳月を費やして完成させたGATB(General Aptitude Test Battery)を原案としています。昭和27年に日本の旧労働省が米国政府の許可を得て国内の実情に合うように翻訳し開発された検査法を、近年の企業組織における採用配置や雇用管理などの社会的変化を踏まえ、一般職業適性検査を事業所の雇用管理用検査として昭和62年に前面的に改訂し完成させました。
【検査の特色】
採用時、採用後の配置、職種転換や再配置、養育訓練や能力開発、公共職業安定所などに
おける職業相談や、職業指導に活用することを目的とし、受検者の個性を客観的に把握する
ことが出来ます。また、本検査は、定められた時間内にできるだけ数多くの問題を処理する、
いわゆる能力検査です。検査実施者1人で数十人程度の集団実施が可能です。
【検査の構成】
T版(総合職種)は16種(紙筆検査11種、器具検査4種)、S版は(事務職種)11種(紙筆検査
7種、器具検査4種)の下位検査の組み合わせによって、様々な職業分野において仕事の遂行
に必要な9つ(T版:紙筆検査7つ、器具検査2つ)または6つ(S版:紙筆検査4つ、器具検査2つ)
の適性能を測定することが出来ます。
<測定される適性能>
紙筆検査・・・
知的能力/言語能力/数理能力/書記的知覚/空間判断能力/形態知覚/運動共応
器具検査・・・指先の器用さ/手腕の器用さ
※こちらの検査の実施には関連商品の器具が必要です。
【適性職業群との照合】
個人の適性能得点と所要適性能基準とを照合して以下の照合結果が表示されます。
H:基準を満たしている
m:ほぼ満たしている
L:基準を満たしていない
* 本検査は手引を使って、自己採点も可能です。
* 採点・診断処理の請負も行っております。内容や価格についてはお問合せください。
* 紙筆検査のみのご利用も可能です。